Monday, February 28, 2005

雨 & 靴

学校が終ってから、友達と軽く夕食を一緒に食べようと、Bellevue Squareに向かった。雨が降っていたので、お店の中に走りこんだ瞬間、何が起こったのか分からないまま、気付いたら天井が見えた。転んでしまった!きっと、すごい勢いですっころがったに違いない…。 東京の街を歩いていたときは、ヒールのある靴を履いていたので、お店に入るときや、駅に入る瞬間はいつも気をつけていた。今は、毎日シューズを履いているので、まさか滑るとは、これっぽっちも思っていなかったのに、やってしまった。大きなリュックを背負っていたせいか、カメが仰向けに引っ繰り返った状態だ。

一緒にいた友達が “ Are you OK? ” と気の毒そうに手を伸ばしてくれていたが、顔はめっちゃ笑っていた。 周りの知らない人達も皆、気の毒そうな顔をしながら、笑いをこらえているのが丸見えだった。一番先に笑い出したのは、なんと、服屋の店員だった。絶対にあのお店では服を買わないぞ、もー。私の友達も、腹をかかえて笑い出した。もーー!家に帰ってリュックを開けてみると、お弁当箱のジップロックが、つぶれていた。自分でも笑ってしまった。

“雨の日は、車も滑るが、人も滑る。気をつけよう!”

Sunday, February 27, 2005

ワンダフルライフ ・ Afterlife

映画だよん:ワンダフルライフ ・ Afterlife (http://www.kore-eda.com/w-life/afterlife/index.htm)

シアトルは晴れつづき。梅が咲き出して、一番好きなチューリップが庭に20センチくらい顔を出してきて、“はーるよ来い、はーやく来い”と歌っているのは、私だけだよね。

英語のクラスで、日本の映画を見るとは思ってもいなかった。ライターでもあり、映画監督でもある、是枝 裕和(これえだ ひろかず => http://www.kore-eda.com/profile.htm)さんの作品には常に考えさせられる。人生の重さ、愛情の深さ、次の世代の子供達への責任、人が目を瞑りそうな現代の問題などなどを、ドキュメンタリーや映画を通して、スクリーンの外に投げかけてくる。答えはない、人それぞれの答えの出し方で、人それぞれの受けとめかたが答えだ。

このAfterlifeで投げかけてくる質問は、死後、天国の門を目の前に、「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んでください。」この一つ以外の、他の記憶は全部消えてしまうらしい。これって、ないよねー。人生、色んな人に出会って、色んな幸せを感じて、その一瞬一瞬が全て大切な思い出なのに、一つだけ選べって?もちろん、その幸せな記憶と天国で生活するらしいけど、それって本当に天国かな?例えば、この上なく美味しいアップルパイを食べた瞬間を選んじゃったら、天国でずーっとアップルパイ食べっぱなし?とクラスで発言したら、仲良しの二コールに背中をどつかれた。

でもね、映画の終わり頃に映画のコンセプト “気付き” があります。“人それぞれの答えだから、必ずしも気付かない人は気付かないと思う。それも、人生だね。” おばあちゃんが集めた、袋一杯の桜と、外で枝にツボミを付けた桜の木をスクリーンで見たときに、日本が恋しくなりました。

”卒業” & ”輪廻転生”

映画見たら、感想聞かせてね。

Wednesday, February 23, 2005

目が細い?

今日、学校帰りにQFCで食材を買っていたら、“日本人ですか?” と聞かれた。“はい、そうですけど...” と言ったら、“目がほそくて、キレイデスネ” と言われた。思わず “へっ?” と言ってしまった。ほめられたのか、けなされたのか分からなかったけど、一応 “ありがとう。” と言ったら、更に、この男の人、“日本人は、ガリガリでスタイルがいいですね。” と、言ってきた。ここまできたら、笑わずにはいられなかった。下手に日本語を学んでしまうと、ほめ言葉も、けなし言葉になってしまうと実感。とどめに、この人“お茶でも、飲め!” おいおい、今度は命令形できたか。ナンパだ。お腹の中でむっちゃ、笑ってたけど、一応、失礼にあたっちゃいけないと思い、“忙しいので、すみません。” と言って、スーパーマーケットのカートを押して過ぎ去ると、後ろから、“それはそれは、残念ですかー?お茶も飲めずにありがとうー。今度どこかに、行ってこよう。” と追い討ち日本語が、私の笑いツボを押してしまった。スーパーを出るまで、笑いが止まらなかった。

訳の分からない日本語を聞いて、自分の英語が不安になった。時々、RoommateのJeanの目が “?” マークに変わる瞬間がある。英語は、永遠の課題だ。

“人の振り見て、我が振り直せ?”

Monday, February 21, 2005

Seattle Design Center

日本語の読めない友達から、苦情がきたので、今日は英語。つたない英語だけど、一応、英語だ。

I visited Seattle Design Center. This place was fabulous, beautiful, brilliant, lovely and remarkable. I would definitely love to go back there again. When I entered an entrance, I was totally intimidated by the perfect environment designers represented.

A small pond designed by Japanese American at the entrance welcomed me. Every single furniture, fabrics, carpets, tiles, and space design represented designer’s strong individuality. Their billions of ideas, styles, and techniques made me feel, really, “WOW!” Although each piece of furniture, fabric, textile, and color had strong character, whole designed space provided a fabulous harmony.

I realized that color (hue) made a huge impact and difference in the each model room. People could feel calmness, happiness, rest, healing, motivation, and satisfaction from the environment. I was so comfortable sitting on a big couch in the Michael Forlks Showroom, and I didn’t want to leave.

“ The couch was heaven! If I bought the one... I would never leave heaven! I would be turned into a big Potato! ”

Seattle Design Center: http://www.seattledesigncenter.com

Sunday, February 20, 2005

ありがとう

私のアメリカ奮闘記へのご声援、励ましの言葉ありがとう!インターネットの威力はすごいね。自分でもびっくり。日本の友達だけでなく、昨日まで全然知らなかった人達が各国から、Emailを送ってくれているよ。日本を離れている日本人が沢山いるということに、改めて実感した。

“時差や、距離に関係なく色んな人たちからのメッセージを映し出してくれる、机の上にCoolに座っているノートパソコンは偉大だ”

* Orlandoの斉藤さん、励ましの言葉ありがとう。“Orland人生どうにかなるもんだ日記“ 楽しみにしています。Orlandoが何処なのかも分からず、思わず地図を開いてしまいました。
* Minneapolisの大島さん、アメリカをSurviveしているのは、私だけではないと実感しました。お互い、頑張りましょうね。
* 聖子ちゃん、同じ会社の友達が、同じ国にいると思うと、なんだか嬉しいぞ。離れているけど、いつか会いたいね。あみちゃんとか、ようこちゃんとか、遊びに来ないかな?来る時は言ってね。私も、飛行機で参上するから(笑)

Saturday, February 19, 2005

Sunny Saturday Morning

今日は車を運転して、North Westにある前のホストファミリーの家に行った。Roommates の、Jean とDiane が心配だったのか、一緒に着いてきてくれた。 私の保護者だ。行き先は私しか分からないので、ちょっとどきどきだったが、隣のJean と後ろに座っていたDiane が、あまりにも変な笑える話をしていたので、リラックスして運転ができた。45th Northで高速を降りると、見覚えのあるUW 近辺の町並みだ。昔よくバスで、ホストファミリーの家からここまで、通っていたなーという懐かしい気持ちを抱えて左折。私のお気に入りのMUSASHIというお寿司屋さんの前を通り越して、道に迷った。昔バスで100回以上往復した道なのに、迷ってしまった。JeanとDianeは相変わらず、のん気に話しをしている。どうにかなるだろうと、進んで行くと、あった、知っている道の名前を見つけた。懐かしいホストファミリーの家を見つけてほっとした。同時に、Ryan、Madison、Ginger & Scottが、満面の笑顔で迎え出てくれて“You made it!”皆で、Hugしてくれて、とーってもHappyな気分になれた。子供の頃に、運動会で一等賞を取った時の気分に近いものを感じたよ。(たかが車の運転だが、自分が住んでいるNorth EastからWestに渡るのが、私には非常に大きな壁だったのさっ。)

さて、私達の最終目的地は、South Westにある、アルカイBeach だ。海辺でランチを食べて、Hiking しようということで、Ginger 宅を離れようとすると、Madison が泣きべそ顔になってしまった。“行っちゃいやだー。”また、すぐに遊びにくるからと約束をして、また高速道路に出陣。すごく天気がよかったので、皆考えることは一緒だ。高速道路は渋滞気味で、Seattle Downtown を横切るI-5上で、泣きそうになった。斜線変更をするたびに、全部Exit Line につながっちゃうんだよね。あのスポットは嫌いかも。“頭に目が4つくらい着いていたら、色んな方向が一緒に見られるのにー、もー”と呟いたら、Jeanと、Dianeは相変わらず笑い続けていた。彼女たちの笑い声が、私の幸せモードのスイッチを押した。

アルカイBeachは大混乱。“うっそー、絶対にパラレルパーキング出来ないよ。ぶつけるぞ、絶対!” 言い張ったが、Jean と Diane に説得されて、いざ、パラレルパーキング。Jean と Dianneが、ハンドルを右に切れ、左に切れと、二人とも違うことを言い出したので笑えた。パーキングも無事終了。心地よい海風に吹かれて道を歩きだしたら、やはりパラレルパーキングをしようとしていた、男の人が、前の車に “ガシャン。” Jean が誇らしく “See, りかの方が、まだましだね。”

レストランに入って、サンドイッチとクラムチャウダーを食べた。この上なく美味しかった。その後、海辺の散歩をして、Downtown Seattle を反対側から眺めていたら、東京のお台場を思い出した。あー、よくお台場に行って東京Towerを見たよなー。アルカイからは、スペースニードルとDowntownと、Pacific Ocean が見えた。この海が日本に続いているのかと思ったら、すごく心強く感じた。海を見るといつも気分が安らかになる。まだ冬の海で、波は荒かったが、梅も咲き始めていて春の予感がした。

“もう少しで春がくる。私の好きな、さくらの季節だ。それだけで、心が優しくなれるね。”

Thursday, February 17, 2005

幸せ

私の幸せって何だろう?とふと考えてみた。人が笑っている姿を見ている時に幸せを感じる。友達や家族が、私の周りで楽しく笑っているときに一番幸せに浸れる。理想論だよーとか、他力本願だよーとか言う人もいるけど、やっぱり周りの人がHappyじゃないと、私もHappyにはなれないや。周りのこと考えずに、もう少し自分勝手に生きなよと言う人もいるけど、結構、私は自分勝手に生きているけど、やっぱり友達や家族の笑顔が私の人生に色をつけて豊かにしてくれてるな。

“人に騙されるなよ” とアメリカに渡る前に、10人くらいの人から念を押されました(笑)。東京に出たときも、家族皆に“東京に行って騙されるなよ”と言われたな。Luckyだったのか、一度も人に騙されはしなかったぞ?え?気づいていないだけだって?皆が、首をたてに振っている姿が目に浮かぶ。“知らぬが、仏?”じゃなくて、“気づかずが、天国?” それ、嫌かも。 助け合える関係でいたいのかな、きっと。人を騙すより、騙される方がましじゃないかな?答えは人によるよね。

友達の笑顔が、一こま一こま、“絵”になって記憶に残っているよ。“田原くん、立ちゃん、Jamie、小幡さん、小幡さんの旦那さん、まりちゃん、たっちん、やっちん、酒井くん、Robert、あんこ、大竹ちゃん、こむろさん、森田さん、Kimさん、みっち、みき、Mashil、ちはる、三橋さん、今野さん、石田さん、内海、ひろちゃん、しんちゃん、お兄ちゃん、智子さん、ゆうじくん、優子さん、お父さん、お母さん、おばあちゃん。”皆の笑顔を思いだすと、心が和む。一人一人の笑顔が、はっきりと私の記憶に残っているってすごいよね? 笑い声までしっかり頭に残っているかも。

CSチーム(立ちゃん、小幡さん、田原くん、Jamie、Kimさん)とは、2003年、花見に行ったねー。全部で15人近く集まったよね。全然知らない人たちが、最後、ござの上に座っていたような気がする。今年は私抜きでフリスビー?田原くん、今年は足をくじかないようにね。立ちゃんとの、電車通勤が懐かしいよー。小幡さんとは毎朝一緒にスタバ買いに行ったよね。Jamieの浴衣姿が忘れられないよ。Kimさん、別天地が懐かしいよ。

HCMチーム(みっちとは、仕事帰りによく夕食たべたよねー。みっちのPureで、必死な所がすきだったな。みきとは、よく残業ラーメンを食べに行ったっけ。みきの、いつもストレートな所が羨ましかったよ。三橋さん、今野さん、石田さんには、GSに入った時からずーっとお世話になりっぱなしだわ。出世したら、りかの恩返しをいつの日かと言いながら、いつになっても出世できなくて、ごめんなさい。Mashilと、ちはるとは、色んな話しをしたなー…。次々と色んな記憶が、昨日のことのように思いだせるよ。

高校次代チーム(皆とは、一生のくされ縁だよね。日本に帰ったら職なしだから、その時はたのむよ~。皆、今のうちに一生懸命稼いでおいてねー、りかのためにね!(笑))

ひろちゃん&しんちゃんチーム、(ひろちゃんは、私のお姉さんだ。もう11年の付き合いだねー。しんちゃんは、私の弟みたいな気分かも。自転車で行き来しあった日々がなつかしや~。何度か病院まで運んでくれて、朝まで看病してくれてありがとー。結婚おめでとー。夏に、日本に帰ったら、もう一回一緒にお祝いしようね。)

そして私の家族(何も言わなくとも、心は一つ。いつも皆の幸せを祈っているよ。)

東京-USA 間が、3時間で飛ぶ飛行機を、誰か作ってくれたら皆に会えるのにーと思う時がときどきあるけど、今の私には、きっと皆に会えないことに意味があるんだと感じるよ。

“皆の中にも、私の笑顔が残っていますように”

SUPER SIZE ME

皆で笑おうと思って借りてきたら、笑えなかった!

Roommatesと友達と、皆、口から出た言葉は“Oh, my god!” まじ、こわいって!見てみてね。どんなに、食べ物が体に影響を及ぼすか思い知るぞ。精神的にも影響を及ぼすし、肥満はこの国で大きな問題の一つだね。その点、日本食は健康だよね~。最近の若い人は分からないけど(でたっ、長老組みキーワード)、一日30種目以上の食材を取るように気をつけているよ。料理が好きでよかったかも。毎日、腹筋&ストレッチも頑張ってるよー。車を買ってから歩く時間が減ったので、週末朝一で走ることを先週末から始めたよ。おかげで、こっちに来てから急性胃腸炎は一度も起こしてないぞ。胃腸炎どころか、病気にすらなってないぞー。どーだー!

アメリカでSingleの健康お宅族向けに、健康アイデア食を、夕食に毎日デリバリーしたら、絶対いいビジネスが開けるよ。興味ある人この指とーまれ。

でもね、フランスではマクドナルドは重要だと感じたぞ。だって、お金払わないでトイレを使える所って、マクドナルドだけだったぞ。道路脇のトイレは、お金払って入ったぞ。しかも、時間がたつと勝手に開くのでナンバーツーは早めに済ませましょう。

“健康な体と、精神は、健康な食事からだね”

Wednesday, February 16, 2005

双子

双子は気持ちが通じ合うという。けれど、ライバル心も強く刺激しあっていくともいう。 “かつみ”が私にとって、この存在かなー。家族みたいで何でも言えちゃうし、彼女のことを心から応援しているし、言いたいことを言い過ぎて衝突することも、多々あるしね。彼女が、初めて渋谷公会堂と武道館でコンサートをしたときに、招待席で、自分のこと以上に嬉しくておお泣きしたのを今でも覚えているよ。ステージの上で、笑顔を満面に光らせてドラムをたたいている姿が見える度に、しゃくり上げて泣いていたら、私の隣に座っていた人が“大丈夫ですか?”と、しきりに私に尋ねていたっけ。心配させちゃーいけないと思って、出た言葉が、“嬉しくって…。” きっと隣の人は、何のこっちゃか分からなかったに違いない。

“カンボジア気をつけて行って来なね。アンコールワットに着いたら、私の名前を心の中で呟いておくれ。あまり飲みすぎないでね。それが心配。” 私もいつか、アンコールワットに行ってみたいな。

かつみのオフィシャルサイト http://www.katsumi-chang.com/
(Check してみてね。ぜひ、コンサートへ足を運んで下さいね。私が太鼓判を押します。)

オースティンパワー

今週末は3連休だー。やったーと思ったら、何故かMass Media Communicationのクラス全体でコスチュームパーティーがあるんだよね…。 行くつもりは、全くなかったのに、ジャンケンで負けちゃったんだよ、これが…出席しなきゃーいけない上に、オースティンパワーの格好をしなければならなくなってしまったよ。60‘s、70’sは好きだから、可愛いミニスカートに金髪のLong Hairのかつらでもかぶって行こうかーなんぞ、隣の席の女の子と話してたのに、上下ブルーのスーツに、ふりふりシャツに、メガネに、大きな鼻、とどめに、出っ歯をくっつけて行かなきゃ行けなくなってしまったぞ。

(画像が想像できない方は:http://www.austinpowers.com/)どうよ?

ドタキャンしちゃおうかとも思ったんだけど、教授が、Mini Meになる姿はぜひ見たいのだよ。3連休が、ちょっとブルーだけど、きっと酔ったらはじけるに違いない。“人生、石橋をたたけないときもある。”

Tuesday, February 15, 2005

Soul Mate

高校の時からの大親友が、Guamにいる。”ひろえちゃん”だ。彼女と話を始めると、1分たりと笑いを止める暇がない。お箸が転がるだけでも、おへそで茶が沸かせるくらい、笑いあえる仲だ。笑いのツボ仲間だ。米粒一つの話をしても、笑える。”米に手足が生えて、Go Go Danceを始めたらどうする?マジで。” 私たちがマジで腹をかかえて笑ってたら、隣で私たちの母親役だったまりちゃんが、”あんた達ばっかじゃん?” なつかしいなー、中野のアパートのこたつで、よく笑ったよね。

田舎から東京に一緒に上京して、毎週末、夜中の3時、4時くらいまで話をして笑ったものだ。お布団に入っても、笑い続けて眠れたものじゃなかった。まりちゃんに、”あんた達、いいかげんにしなさい!”とよく叱られたものだった。彼女が男だったら、迷わずに結婚していただろう。彼女もよくそう言っていた。

突っ込み役の、まりちゃんが、笑いに走ったときはすごかったよね。げげら、げげら笑いが、隣の部屋と、下の階の部屋まで響いて、苦情がきたよね。

どんなに悲しいことや辛いことがあっても、笑いに走ってしまう。彼女達からEmailを受け取ると、笑う準備をしてしまう。どんなに、嫌なことがあっても、絶対に乗り越えられるという気分にさせてくれる。きっと彼女達が私の一生のSoul Mateなのだろうと実感。彼女達への尊敬の意は、私の人との出会いの中で培った一生の宝物だ。私も彼女達にとって、そのような存在でいたい。だから、何処にいても頑張れる。元気をもらえる。

年をとったら、近所に住もうねとよく話したものだ。入れ歯をガクガクさせながら、笑い合う姿が目に浮かぶ。笑いすぎて、心臓発作だけはおこさないようにせねばと思う。

”人生ばらばらに生活していても、Soul Mateはいつも心の中にいるものだということを、教えてくれた、ひろえちゃん、まりちゃん、ありがとう。”

図書館 & 美術館

シアトルには、予想を遥かに超えた巨大な図書館がある。キャンピングテントを張り、毎日、本を読み続けたら、どれほど心を潤すことができるだろうかと真剣に考えたほどだった。図書館の建築と内装と環境に、この都市の人達がどれだけの寄付金と、税金を費やしたのかは想像できないが、それを裏切らないほどの宝がこのモダンなビルの中にぎっしりと詰まっている。ここで生活する人たちの活力となり知恵となる、この財産の偉大さに感動した。近所に住んでいたら、毎週末、本を読みに行けるのに!“本との出会いで、人生が変わる。”

いくつかの美術館をも周った。これまた、図書館に続き、目が飛び出るほどの歴史が詰まっている。歴史から学べるということは、今を生きていることへの感謝と、恩恵だ。一つ一つの部屋の中に、何百年、何千年前もの秘宝が詰まっている。一つの部屋の歴史を振り返ったら、一生時間を費やせるのではないだろうか。私は、単純な性格なので一つの歴史を振り返って、100回感動の涙を流すことができるに違いない。よく友達に“安上がりな性格でいいよね。”と言われ続けてきた。何と言われようと、美術館の中で、興奮のあまり、心が躍りだすような経験ができることに感謝だ。

美術館に行った日に、友達に国際電話をかけた。“子供が生まれたら毎週末でも、お弁当を作って美術館にいきたいかも。”と言ったら、“子供の前に、男を探せ。”といわれてしまった。図書館同様、キャンピングテントを、この中に張れたらなあと思ってしまう私は、アホだろうか。“1970年に私自身の人生が始まり、生きている間に歴史の一ページに刻み込めるものは何だろうか?”

Seattle Art Museum: http://www.seattleartmuseum.org/
Seattle Asian Art Museum: http://www.seattleartmuseum.org/visit/visitSAAM.asp
The Olympic Sculpture Park: http://www.seattleartmuseum.org/SAMfuture/ospHome.asp

数学

2004年9月、仕事を辞めてから1ヶ月のバケーションも終了し、いよいよCollegeにAssessment Testを受けにいかねばならなかった。“数学なんぞ、高校を離れてから15年以上も経ってるっちゅうに、どうよ?”と思いながら、いざ、背水の陣。あれよ、あれよという間に試験終了。結果はCollege Levelの数学には、入れない状態。隣に座っていた17歳くらいの、小僧がパスしたーと叫んでいるのを小耳に挟み、ため息(かんべんしてよー!)。一週間以内にもう一度試験を受けてパスすれば、College Levelの数学のクラスに入れるということで、一週間猛勉強。色々と問題を問いでみたが、やはり高校の時にラーメン屋で数学の授業をサボっていたのが、祟ったのか、ちんぷんかんぷん。そこで、Roommateに問題を質問したところ、すらすらと解いてしまったことに、感動。同じ脳ミソが詰まっていても、人間こうも違うものだと実感。それとも、マイクロソフトの人は皆、数学に強いのだろうか?と訳の分からないことを心で呟き、右脳しか働かせられない自分に反省。とっても親切なRoommateに感謝。

再度、試験を受けてみたら、通った!College Levelの数学のクラスに入ることができて、すごく幸せを感じた(その後待っている地獄を知らずに)。大学の授業がスタートしてみると、数学の授業が、全く理解できないことに涙。“いい年して、泣くなよ、おーい”と自分で自分を励ました。数学は自分の一生の天敵だと改めて実感。他の二つの授業は、なんとか楽しめたが、数学だけは目の上のタンコブ状態。数学の本を開くと発狂寸前の私がいた。そこで、またRoommateに質問をしてみた。やっぱり、数学の問題をすらすらと問いてゆく姿に感謝感激、雨、霰。しかも日本語で説明してくれるから、天からの助けだと実感。家庭教師のように、毎晩、毎週末、勉強を教えてくれた。毎週末、図書館に朝から晩まで座っていた私たちは“銅像”に近かったと思う。Redmondの図書館で“日本人と、アメリカ人の銅像はどこですか?”と聞いてみたら、絶対に私たちを発見できたはずだ。正直、Roommateがいなかったら数学のクラスは絶対にFailしていたことだろう。新しい友、Brianとの出会だった。“心から、友へ感謝。”

旅立ち

1999年、夏、シアトルで仕事はGetしたが大学を卒業していなかったため、Visaが取得できずシアトルを退散。これが、どうにもこうにも悔しくて5年間ほど東京に戻り、2004年の夏、8月31日シアトルに舞い戻る!両親と、友達に見送られ、胸を躍らせてUnited Airlineに乗って渡航、いざ旅立ち(JAL中野さん、United Airline中野さん、Upgradeしてくれてありがとう)。

夢一杯に胸を膨らませて、シアトル到着。5年前にお世話になった、ホストファミリーに再開。子供達が5年前に教えた日本語をまだ話せることに気づき、子供の無限な記憶に感動。GingerとScottと夕食を共にしてシアトルに戻ったことを実感した。一週間、Thomas宅で休養しながら、昔の友達に会って色んな話をした。改めて、友達の大切さを実感。

さて、Redmondという新しい土地の新しいHousemateの家への引っ越し日が迫ってきた。Gingerが、“過ごしにくかったら、いつでも戻ってきなさい。ここは、RikaのAmericaの実家だと思いなさい。”という言葉に、涙。9月5日、引っ越し先の家主である、JeanがThomas宅まで迎えに来てくれた。異常に心臓がばくばくして、“殺人鬼だったら、きっと私は2日後には土の中だ”などと血迷ったりもした。Jeanが到着し、家を出ようとすると、Gingerが泣き出した。思わず私も泣き出して、それを見ていたJeanが笑い出した。思いっきり笑っていた。

Jeanが車の中で色んな話をして笑わせてくれた。“Rikaは私のことを殺人鬼じゃないかどうか、心配していたみたいだけど、Rikaが持ってきた二つの大きなスーツケースに死体なんか入ってないよね?”これが、私のBig Sisterとの出会いだった。Jeanの家に到着。すごく家が大きくて広いのにびっくりしながら、自分の部屋に入ったら、自分の部屋は狭かった(苦笑)。でも、自分専用のBathroomもあるしと思い、お手洗いに入ってみると洗面台に誰かがひげをそった後を発見。“お、これが1月一杯までBathroomをShareしなければいけないRoommateだ”と実感。部屋で荷物を整理していると、誰かが帰ってきた。あ、きっとRoommateのMarkだ。挨拶しようとしたら、“I’m Brian”と言ってきた。“あれ?人違い?”と思ったが、日本語をぺらぺら話しているRoommateを見て安心。

疲れていたので、消灯。ベッドの中で心に誓った。“一生の夢はあきらめるな。あきらめたら、人生はそこで終わってしまう。”