久しぶりにBrianと二人で週末ゆっくりと、オレゴンの海岸線沿いを、北から南へ車で旅をしました。土曜日の朝一で家を出て、まずはAstoriaという小さな街に到着。
Lewis and Clark National Historical Park で Lewis & Clark 博物館にて、彼らがどんな任務を命令されてどうやってアメリカ大陸を横断したかなど、ビデオを見たりしました。200年も昔に、2年かけてアメリカの東海岸から、西海岸に辿り着いたLewis&Clarkがオレゴンに建て、6ヶ月間休養したFortが建てられた場所に改めて行ってみて新たに感動しました。このFortは、そこに住んでいたインディアンに渡した後、沢山の国から港にやってくる人達から運ばれた病気がはびこり、このFortに住んでいた家族や、沢山の人が病気におかされ、最終的には焼かれてしまったようです。なので、下記の写真で見れるのは実際のFortをモデルにして建て直されたものです。
Lewis&ClarkのFortにて
その後、昔沈んだ船の残骸が残っているビーチに行きました。船が沈んだ後、全員が救助されたらしいです。そんな昔の悲しい出来事があったとはつゆ知らず、今じゃ子供達の遊び場に化していました。
船の残骸を背に
その後、予約を入れていたB&Bへ。100年以上前に建てられたB&B、内装もインテリアも、古いけれどきちんとメンテナンスされていて、静かでいい場所だった。
その周辺を散歩してみると、沢山のVictorianスタイルやArt Decoを取り入れた外壁の家など、とにかく、他国の建築を取り入れた古い家が沢山あって、また写真を沢山とりまくってしまいました。その中でも、一番古い、Flavelさんという人が1885年に住んでいた家の中のツアーが目的で行ったけど、到着した時間が遅かったので中に入れなかった(涙)が、外から写真を。私が歴史の重みに感動してる横で、ブライアンが、しきりに、”お化け屋敷にはぴったりじゃない?” うーん、確かに、フォーンテットマンションっぽいかも?
Flavel House
その後せっかく海辺にいるのだからと、夕焼けを見に行ってきました。こんなにのんびりと、日が暮れるまで海辺を歩いたのは久しぶりで、心が洗い流されてゆくような波の音を耳に、Brianと手をつないで散歩。
こんなに綺麗な海辺なのに、人が少ないのにびっくりしてる私は、やはり日本人?日本の夏の海だったら、1平方メートルも空かずに、ビニールシートを引き詰めたてビール飲んだり、とうもろこし食べたり、すごいことになってるような気がするんだけど。。。
カモメが沢山海辺にいて、そのカモメを脅かすのは、犬!犬を連れて散歩してる人が沢山いたんだけど、犬が、カモメの集団めがけて走り寄る度に、カモメが飛び立って逃げる瞬間を何度もみました。
Brianの後ろに見える岩山の一つがカモメのお家らしく、望遠鏡で見ると、1000匹以上のカモメの集団が。でも、海の真ん中にあるので、外的から子供を守るのには最適な場所のようです。
私がサンセットを写真に撮ろうと色んな角度から写真を撮ってると、岩山の上の方から”りかーーー!”
気づくとBrianが山の頂上まで上がっていた。岩山や、高いものを見ると登らずにはいられなくなる、Brian。でも、それを心配そうに見守る私の気持ちも分かって欲しいものだが…。
頂上のBrianの誇らしげなポーズを見よ!
Brianが岩山から降りてきたころには、この山のふもともすっかり満ち潮で海。岩山の後ろに隠れビーチがあったみたいで、そこから10人くらいの人達が満ち潮にびっくりして、皆、岸に戻ってきました。
その後、Canon Beachまでドライブして、夕食にポークリブを食べました。お腹がめっちゃすいていたので、あっという間に食べ終わり、B&Bへ。そして消灯。
次の朝一で、New Portという町までドライブ。途中見える数々の絶景には、何度となくびっくりさせられました。正直、オレゴンにこんなに沢山綺麗なビーチがあるって、知らなかった。サーファーの人達だけが行く隠れビーチや、サーフボードとウィンドサーフィンが一緒になったスポーツをする人達などがいて、え?ここはハワイ?って気分になりました。サーフボードに乗って、手に持ってるパラシュートみたいので風にそって、波の上を滑ったり、飛んだり、波に乗ったりと、こんなスポーツを見たのは、私もBrianも初めてでびっくり。
New Portという小さな街について、海辺を散歩していると、何とも表現しにくいんだけど、”ウォーっぷ、ウォーっぷ?”という動物の鳴き声が聞こえてきた。私が、え?あれ、何の声?と聞くと、Brianは、どこかの水族館の宣伝のため、録音された鳴き声に決まってるよーと。私は、絶対に違うぞーと思い、鳴き声の聞こえる方に走って行った。
シーライオン(おっとせい?アザラシ?)の集団が岩の上に沢山寝そべっているではないか!これには、Brianも私もびっくり。
一匹、どうにもこうにも、お腹がかゆいらしく、ずーっと足でお腹をかいていた。
ハイ、チーズ!
その後、更に南のFlorenceという街まで一気にドライブして、2日目の宿泊場所のキャビンに到着。オレゴン州で一番大きな湖の近くのキャビンで、ママさんパパさんが経営しているような場所で一泊$85、Brianも私も大、大、大満足。到着した後、テラスでビールで乾杯した後に、またサンセットを見に近くの海までドライブ。
この海辺は、私達の他に2組のカップルしかいず、ほとんど貸切状態の海辺&サンセット。毛布、スニッカーズ、チョコレートを持ってミニピクニックを。こんなに自然のままのビーチっていいねーと思いきや、必ず人間の足跡を残す人間、空き缶が一つ転がっているのを発見。持ち帰ったけれど、ちょっとショックだった。地球をどんどん汚くしていくのは、やっぱり、人間なんだよね。
キャビンに到着後、キッチンで夕食を作って、夕食を食べながら映画を見た。とっても静かで、私達二人以外には、音を立てるのはキャビン周りの野生の動物のみ?ってな感じで、おやすみなさーい。
翌朝一番で、湖にカヌーを漕いだ。キャビンを経営している、おじさんがカヌーを貸してくれて、湖まで車でカヌーを運んでくれた。湖の真ん中に出ると風が強くて、中々岸に戻ってこれなくなるので、岸辺を漕いで、右の方に、海辺までつながっている小さな川があるから、そこを下って海まで行くといいよ、とアドバイスしてくれた。
静かに見えるこの湖でも、確かに、風で湖の真ん中に引っ張られてゆくのを感じた。野生の色んな鳥が空を旋回して、魚や小動物を朝食にしようとしているのには感動。
湖から、小さな川へ入った。びっくりするほど、風がなくなり、水の流れも止まっているかのように静かな川だった。ペリカンや、さぎ?大きな野生の鳥が川辺で生活しているのを横目に、Brianと私はカヌー漕ぎ。
私もBrianも、こんな野生の人里離れた場所でのバケーションが大好きだ。二人で、このFlorenceという小さな街に、来年の夏は1週間くらいゆっくりしに来ようねと誓った。同じキャビンに宿泊する予定です。
私の手漕ぎが弱いので、後ろで必死に漕いでくれてたBrian。3時間以上の川くだり&川登り&湖を出航した場所まで戻るのにかかり、その頃二人とも、おしりが痛くなってしまいました。Florenceの中に、Sand Duneという街があって、そこは砂漠。海の近くで砂漠って、すごーく不思議なんだけど、本当に砂漠なの。Brianの背に見えるのが砂漠から流れてきてる、砂浜。
その後、せっかくだから、砂漠を見に行こうということになった。砂漠を歩くのも、高い砂山を登るのも、考えていたより、えらく大変でした。くつの中は、砂だらけ。
この砂山を越したら海かな?
とは上手くいかず、砂山を越してもまた永遠と裁くが続く…。方向を見失ったら怖いのでここで、退散しました。
来年はこのFlorenceを拠点に、ここからもっと南の小さな街を旅することに決めました。今年の夏はもうすぐ終わりです。秋に入ったらまた学校に仕事に、冬はもっともっと働いて生産せいの高い冬を迎えなければねーと。夏の終わりは少し寂しい気分になります。きっと、沢山友達が遊びにきたり、両親も遊びにきたりと、イベント豊富だったせいもあるんだろうけどねえ。